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流行のラグスポ時計とは一線を画す、その比類なき魅力とは?

流行のラグスポ時計とは一線を画す、その比類なき魅力とは?

2005年、高級機械式時計の聖地であるスイスで、フランクミュラースーパーコピーの共同経営者の息子であるサスーン シルケマスと、デザイナーのアントニオ テラノヴァによって設立されたクストス。そのブランド名はラテン語で「守護神」という意味を持つ。

「ラグジュアリースポーツウォッチの先駆け」と称されることの多いクストスだが、時計専門誌「クロノス」日本版の編集長、広田雅将氏は「単なるラグスポ時計ではない」と語る。その理由とクストスの比類なき魅力とは? 干場との対談で紐解いていく。
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広田:クストスはよく、今大人気のラグジュアリースポーツウォッチのブームを生み出した、などと言われていますが、ふつうのラグジュアリースポーツウォッチとはちょっと違うんですよね。

干場:普通のラグスポ時計とは違う。どういった点でそう思われるんですか?

広田:ラグスポというよりも、ライフスタイルに寄り添った時計なんですよね。たとえばこの「CHALLENGE SEA-LINER」シリーズ。これはクルーザーに乗って船旅を楽しむような人にぴったりです。クルーザーで楽しんだ後、そのままこの時計をつけてプールに行くとか、海で泳ぐというような、優雅な時間の過ごし方を知っている人のための時計。まさに干場さんのための時計ですよね。

広田氏が「干場さんのための時計」と表現した「CHALLENGE SEA-LINER」。
干場:いやいや……(笑)。でも、僕も初めてスイスでこの時計を見たとき、すごく格好いいなって強く印象に残っていたんです。船の世界観に合うというか……。僕自身、船旅の雑誌の編集長をやっていたこともあるので、この世界観はかなり好きなんですよね。

クストスの腕時計で何よりも印象的なのは、そのルックス。トノウ型のケースに大胆なカラーリング、どこから見ても美しいスケルトン構造、そしてスポーティで着用感に優れたラバーベルト……。

一例を見てみよう。日本でも大人気という「チャレンジ シーライナー P-S オートマティック」の美しいマリンブルーとホワイトの色合いは、地中海の陽光きらめく海沿いの街を彷彿させる。デザイナーのアントニオ テラノヴァはシチリア出身。「日常的に船に乗る」カルチャーを持っているからこそ生み出せるカラーリングだろう。

チャレンジ シーライナー P-S オートマティック(CVT-SEA-PS-CP5N SBST)225万5000円 53.7×41㎜/SS(スカイブルーPVD)×18KRG/100m防水/ラバーストラップ
広田:クストスはデザインに目が行きがちですが、実は100m防水なんですよ。それだけの防水効果を実現するためには、高い気密性が求められます。精密にパーツを作り込んで、一分の隙もないようにピタッとはめ込まなければならないので、通常であれば丸い時計にしますよね。ところがクストスは、それをトノウ型で実現している。これってかなりすごいことなんです。

干場:確かに……。普通は防水性の高い時計って丸いですね。そう聞くとあらためてクストスの技術力の高さを感じます。それにこの大胆なスケルトン。これだけ中が美しくくっきりと見えるということは、細かなパーツの一つ一つまで、丁寧に磨き上げているってことですよね。


このチャレンジ シーライナー、ケースサイドには窓のように見える開口部がある。時計として防水性を高めるならば、通常は開口部など作らないはずだ。しかしあえて4つも「窓」を作り、サイドからも美しいパーツや、そのメカニックな動きを楽しむことができる。なぜこのようなデザインにしているのか?

マリンブルーとホワイトのカラーリングに、程よいアクセントを添えるゴールド。両サイドに2つずつ開口部が設けられている。
広田:この開口部、実はクルーズ船などの窓「舷窓」をイメージしているんです。クストスのこだわりはそれだけではありません。時計内部のブリッジにはチーク材が使われています。チーク材といえば……。

干場:もしかして、船のデッキをイメージしているんですか?

広田:そうなんです。

まさに「船」を再現した時計、というわけだ。

干場:すごい、確かに……。見れば見るほど魅惑的で、あ〜船旅行きたくなっちゃいますね。

広田:さらに、ケースを横から見ると緩やかなカーブを描いていますよね。だから全体的にボリュームはあるけれど、腕馴染みがいい。あと実は、時計の全長が短いんです。一見大きそうに見えるけれど全長を詰めているから、細腕の人でもがっちりとフィットするんです。

干場:なるほど。すると、パートナーとのペアでつけたり、シェアするなんていう使い方もできますね。

聞けば聞くほど魅力的で惹きつけられるクストスの世界観。動画ではさらに「スモールセコンドが6時位置についている理由と、そこに込められたメッセージ」や、「機械式時計は見やすいだけでなく、デザインの幅も広がる理由」などを、広田氏が詳しく解説している。ぜひご堪能いただきたい。

この「チャレンジ シーライナー」をはじめ、クストスには、「陸・海・空」からインスパイアされた3つのコレクションが揃っている。ここからは、各コレクションからイメージを膨らませた“干場流”の着こなしを紹介していこう。

クストスの“海”「CHALLENGE SEA-LINER」
まずは前述の「CHALLENGE SEA-LINER」から。

まばゆいほどのマリンブルーと輝くホワイトラバーの時計に干場が組み合わせたのは、カシミヤのネイビージャケットと白のパンツ。

このままクルーズ船に乗り込みそうな、まさに優雅で余裕のある大人ならではの着こなしだ。

「地中海を巡る船旅をイメージして……豪華客船のドレスコードでもあるエレガントカジュアルでまとめました。とにかくイタリアの人たちって、ライフスタイルを謳歌して楽しむのが上手なんです。かつて某ブランドの会長にカプリ島に招待されたんですが、ブランドの話とかは一切なく『何もしなくていいよ』と……。みんなでシャンパンや白ワインを飲んで、美味しいものを食べて、日焼けして、とにかくこのライフスタイルを楽しんでくれ、と言われたんです。素敵ですよね。そういったライフスタイルやシーンにぴったりな時計。この時計をつけて、そんな気持ちをいつも心に抱いていたいですね」

クストスの“空”「CHALLENGE JET-LINER」
航空機を想起させる「CHALLENGE JET-LINER」シリーズは、本物の航空機体さながらの構造美や素材を探究し、軽量化を実現。プライベートジェットで世界中を飛び回るジェットセッターが、時計の“重さ”を感じることなく常に着用出来る時計となっている。

チャレンジ ジェットライナーⅡ P-S オートマティック(CVT-JET2-PS TTBKTT)129万8000円 53.7×41㎜/TITANIUM/100m防水/ラバーストラップ
見た目の重厚さから、高級機械式時計特有のずっしりとした重さを予想して手に取ると、いい意味で裏切られる。えっと驚くほど軽いのだ。


干場はアリゲーターストラップ仕様のものをチョイス。チャレンジ ジェットライナーⅡ P-S オートマティック(CVT-JET2-PS 5NTT)269万5000円 53.7×41㎜/18KRG×TITANIUM/100m防水/アリゲーターストラップ

コロナ禍以前は、海外国内問わずあちこち飛び回っていた、まさにジェットセッターな干場。飛行機で過ごす時間の大切さを熟知している干場が選んだのは、自身が「もっとも好きでいちばん自分らしくいられる」という色、グレーのアリゲーターストラップのもの。

どちらも究極の肌触りだというカシミヤニットとスエットパンツを組み合わせたトーンオントーンのコーディネートは、リラックス感がありつつも、極上素材が醸し出す上質な雰囲気と全体のシルエットで、旅慣れた男の上品なスタイルにまとまっている。

クストスの“陸”「CHALLENGE CHRONO」
「CHALLENGE CHRONO」は、スーパースポーツカーのラグジュアリーを追求した、疾走感をつきつめた究極の曲線美が魅力的だ。

チャレンジ クロノⅢ-S(CVT-CHR3-RED TTBKTT)253万円 53.7×44㎜/TITANIUM/100m防水/ラバーストラップ
「これは僕の大好きなライダースとかに似合いますね。めちゃくちゃ格好いいじゃないですか」

黒を基調にしつつ随所に赤を使ったメカニカルなデザインは、F1でサーキットを走り抜けるスーパースポーツカーを彷彿させる。


ファーストインプレッションのとおり、干場がチャレンジ クロノにあわせたコーディネートは、ハードな男っぽさがあふれるライダースとスリムなブラックデニム。ある意味、おなじみの干場スタイル。今の干場の気分に最もハマるドンピシャな時計と言えるのかもしれない。

「これも100m防水なんですよね。それに後ろが車のホイールみたいになっている。いやぁ、スポーティで格好いいなぁコレ」

それぞれのコレクションの魅力をいっそう増幅させる、干場ならではの着こなし提案。ぜひともご参考あれ。

今、高級腕時計を買う求める理由とは?
干場:それにしても、昨今時計の値段って上がっているじゃないですか。なのに高級機械式時計を買い求める人が後をたたない。その理由って何だと思いますか?


広田:各国の金融緩和もひとつの理由ではあるんですが……。例えば車とかも素晴らしいけれど、維持費がかかるじゃないですか。

干場:車は何台も持てないですからね。

広田:税金も高いですしね。すると時計がいいってことになると思うんです。保管スペースもさほど必要ありませんし。あと、最近の時計ブームはアジアのお金持ちが牽引してるんですが、アジアって基本的にみんな半袖だから、時計が目立つんですよ。

干場:なるほど!

広田:そしてつけてみたら目立つし格好いい。するとさらにいいスーパーコピーブランド時計が欲しくなる、みたいな流れになってるんだと思います。みんなどんどん目が肥えてきている。だから、この5年くらいで時計のつくりがものすごく良くなってきたんです。

干場:そうなんですね。

広田:いまは時間を知るためだったらスマホがあればいいし、Apple Watchがあれば充分っていう人もいっぱいいる。でもその一方で高級機械式時計が欲しいという人もいるわけですよね。で、実際持ってみると、やっぱり素晴らしくてどんどん惹かれてしまう。僕の友人などでも、IT系でバリバリ働きながら、一方で高級機械式時計にハマっているっていう人多いですね。

“シェア使い”もできる腕時計なら「PIAGET POLO」で決まり!

“シェア使い”もできる腕時計なら「PIAGET POLO」で決まり!

「他の人とかぶることがなく、それでいて格好良くて間違いのない時計 スーパー コピー 代引きが欲しいんです。パートナーとペアで着けられたり、シェア使いできるような時計だとなお嬉しいんですが……」


そんな相談を干場に持ちかけたのは、モデルとしてコレクションや雑誌、テレビなどで活躍。最近始まったFORZA STYLEの動画連載も好評な石倉ノアさん。

もともと時計には興味があったのですが、以前干場にアドバイスを受けてから、ますます興味が出てきてしまったようでして……。

「なるほど。それだったら!」と干場が案内したのは、銀座にあるピアジェ本店。

銀座7丁目にある、ピアジェ 銀座本店

ピアジェは創業は1874年、時計大国スイスで誕生したラグジュアリーウォッチ&ジュエリーメゾン。

いまやスイス時計の圧倒的なクオリティや、生み出される製品の優れた技術力、美しさは周知されていますが、もともとスイスの時計産業は分業制で支えられてきたことをご存じでしょうか?

1874年、ジョルジュ=エドワール・ピアジェが、スイスに数ある時計の街のひとつであったラ・コート・オ・フェという村に、時計工房を設立。ピアジェはまず部品の製作と高精度のムーブメント開発からスタートし、20世紀初めには他ブランドへムーブメントを供給するようになっていきました。

やがてスイスの時計産業は、分業制からマニファクチュール化が進行。ピアジェでも1943年以降オリジナルウォッチの生産を開始し、現在に至ります。


つまりピアジェは、スイス時計を支えてきた技巧派として、その卓越した技術力で他とは一線を画するブランドでなのです。

技術力の高さを礎に“他にはない個性”を探し求めたピアジェは、“美しさ”を追求し、薄型ムーブメントの開発を始めます。その薄くてドレッシーな時計は、エレガンスさを求める紳士たちから愛され幅広く知られるように。

厚さ2㎜、圧倒的な薄さを誇る「アルティプラノ アルティメート コンセプト」。
2020年には厚さ2㎜という薄くてエレガントな時計「アルティプラノ アルティメート コンセプト」も誕生。全般的にメンズ腕時計の大型化が進む中で、この時計の薄さは世界中に衝撃と驚きを与えました。

干場が注目する「ピアジェ ポロ」コレクションとは?

いま、日本では言えば「ラグジュアリースポーツ」と呼ばれるジャンルの腕時計が人気ですが、その起源は意外と古く、1970年代に革新的なスティールウォッチとして“ラグジュアリースポーツ”が誕生した、と言われています。

“ラグスポ”は潜水艦や軍艦などをデザインソースとした男っぽい世界観のものが多いなか、ピアジェはラグスポを意識しつつも、全く違ったアプローチを試みました。

それは「美しくエレガンスであること」。

横縞のゴドロン装飾がひときわ目を引く「ピアジェ ポロ」。©Archives Piaget
そうして生まれたのが、1979年にデビューした「ピアジェ ポロ」。「キング オブ スポーツ」とも称される王侯貴族のハイソサエティなスポーツ「ポロ競技」をイメージした時計です。その特徴は横縞のゴドロン装飾。2016年に現行モデルにアップデートされた際には、横縞のギヨシェ装飾としてその伝統が継承されています。

……と、ピアジェの歴史や魅力を存分にご理解いただいたところで早速! 干場が石倉さんにオススメした時計3本を見ていきましょう。
① PIAGET POLO デイト
1本目はこちら、「ピアジェ ポロ デイト」。

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PIAGET POLO デイト 141万6800円
42㎜/ステンレススチール製ケース/サファイアクリスタルケースバック/インターチェンジャブルラバーストラップ/1110Pピアジェ自社製自動巻ムーブメント
ステンレススチール製のケースは42㎜径。ラバーストラップに、ギヨシェ装飾が施された文字盤、そして先端のみ赤くなっている秒針は視認性も抜群。シンプルながらもエレガントで美しい時計は、見事なまでにピアジェ ポロの伝統を受け継いでいます。


干場「ラバーストラップが若々しくでアクティブな印象だから、ノアくんにピッタリ。今日のジャケパン&Tシャツコーデにピッタリじゃない?」


石倉「これは……、いきなり本命が来ちゃった感じですね(笑)。モノトーンでラバーストラップだからカジュアルなコーデでも使いやすいし、スーツにも似合いそう。シンプルなんだけど品があっていいですね!」

②PIAGET POLO スケルトン
次に干場が推薦したのは、ピアジェ ポロ スケルトン。取材日に干場が着けていたのもこのスケルトンタイプです。

PIAGET POLO スケルトン 376万2000円
42㎜/ステンレススチール製ケース/セカンドストラップ付き/サファイアケースバック/1200S1ピアジェ自社製自動巻ムーブメント

ピアジェ ポロで初のスケルトンウォッチは、厚さがわずか6.5㎜。ムーブメントは開発から製造まで一貫してピアジェで行われ、わずか2.4㎜の薄さだというのだから驚き!

干場が着用しているのはムーブメントがスレートグレーのもの。ストラップはグレーのアリゲーター。
ムーブメントはピアジェブルーとスーレートグレーの2種類。それぞれの色に合わせたアリゲーターストラップと、ステンレススチールのストラップが付属しています。

実は、ストラップを自分で簡単に付け替えができる「インターチェンジャブル」仕様というのも「ピアジェ ポロ」コレクションの特徴。(一部、インターチェンジャブルではないモデルもあります。また初めからベルトが2種類付属しているのは「ピアジェ ポロ スケルトン」のみです)

裏側にあるツマミを押すだけで、ベルトは簡単に着脱ができる。
干場「スケルトンだからほら、向こう側が透けて見えるんだよ。替えベルトも最初から付属していて、こんなふうに簡単に付け替えられるってスゴイよね」

「うわぁ、すごい。このムーブメント本当に薄い! そしてものすごく綺麗ですね。いつまでも見ていられそうだなぁ……。いやほんとエレガントで素敵ですね」

③PIAGET POLO デイト 36㎜
「奥さまとシェア使いだったら、これがいいんじゃないかな?」と干場が勧めたのは、やや小ぶりな36㎜径のもの。

ピアジェ ポロ デイト 36㎜ 171万6000円
36㎜/ステンレススチール製ケース/ホワイトゴールド製インデックス/ラウンドブリリアントカットダイヤモンド36個(約0.07カラット)/サファイアケースバック/インターチェンジャブルベルト/500PIピアジェ自社製自動巻ムーブメント
レディースでもメンズでも使える“ちょうどいい”サイズ感”、36㎜。ゴージャスな深いピアジェブルーの文字盤に、36個のダイヤモンドがセットされたインデックスは、ジュエラーとしても世界中に名を馳せるピアジェならでは。

左:ダイヤモンドインデックスのピアジェ ポロ デイト 36㎜。中:アリゲーターとステンレスのブレスレットが付属するピアジェ ポロ スケルトン(ブルー)。 右:ラバーストラップのピアジェ ポロ デイト。
さて、石倉さんはどの時計にいちばん心惹かれたのでしょうか? その様子は動画でお楽しみください。


スーツやセットアップはもちろんのこと、ウブロ コピーデニムなどカジュアルなスタイルまで幅広く使えるのがピアジェ ポロ。極めて薄くエレガントで洗練されているだけでなく、遊び心や躍動感も兼ね備えた大人のための腕時計は、ペア使いやシェア使いなど夫婦で楽しめるのも魅力です。

貴方も全国のピアジェ ブティックにて、その圧倒的なエレガンスさや薄さ、そして美しさを確かめてみてはいかがでしょうか?