ブロック診断
ブロック塀の性能評価を行うための資格:ブロック塀診断士
定期的メンテナンスが必要です
自然界にある石や土は、月日が経過してもそのままの形を保ち続けます。一方、人工で作り上げた構造物の場合、年月とともに風化していきます。
例えば、コンクリートは黒ずんだり表面が雨に打たれてザラザラになったりしていきます。これが駐車場やアプローチ(敷地の入り口から玄関までの路)であれば、見栄えが損なわれるだけなので、普段の生活に支障が出るわけではありません。
しかし、土留め(土が崩れようとするのを抑えるもの)や建物の周りを囲う塀の場合、劣化していくとともに、強度が失われていきます。
特に、ブロック塀は風化していくと崩れたり倒れたりするため、大変危険です。
もし、ブロック塀が以下のような状態の場合、倒壊する恐れがあります。
こんな状態に注意!
- 一部が破損している
- 鉄筋がむき出し・腐食している
- 傾いている
- ひび割れている
- 完成してから20年以上経過しているなど
日本建築学会の調査によると、ブロック塀に期待する耐久年数は30年程度といわれています。
そのため、設けられてから年数が経つほどに、確実にブロック塀は腐食していきます。
ただ、目視できる症状でない限り、素人ではブロック塀が劣化しているかどうかの判断は難しいです。